ガーデンテラス703号



「それは……」

「もしかして、お前が最近俺のこと避けてたのって、それが理由?」

「別に避けてなんか……」

「いや。すげぇ避けてただろ」

「………」

強く断定されたら、反論はできなかった。

ソファーに寝転がったまま黙り込んでいると、ホタルが私の手をつかんで引き起こした。


「悪かったな。無理やり押し倒したりして」

ホタルに謝られて首を横に振りながら、何となく気まずい気持ちで服の上からずれたブラを元に戻す。


「お前が男なら誰でもいいって思うようなやつじゃないってことはわかってるから」

「え?」

「ただ、うちの店であの男といるところ見てイラついただけ」

ホタルがぼそりとそう言うのが聞こえて、動揺した。

どうしてそんなこと言うの。

そんな言い方されたら、まるで……

ホタルの言葉に、胸の高鳴りが抑えられない。

喉の奥がジリジリと熱い。



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