音色
「あの時さ、多分うららのこと言ってるんだなーってわかってたんだけど、ヤキモチ妬く琴音がかわいくてちょっと意地悪しちゃった!…そしたらああなっちゃったけど」

と、奏は言った。

「よかった…勘違いだったんだ」

「安心した?」

「うん‼︎」

思わずそう返事をしてハッと口を押さえた。

「琴音のことぎゅってしていい?」

「え…」

「琴音に会いにきたって言ったよね?」

「う、うん」

あたしがそう返事をすると、奏は迷わずあたしを抱きしめた。
久しぶりの、奏の匂い。

「ピアス、付けてくれてるんだ」

「うん!毎日つけてるよ」

あたしがそう答えたら、奏は耳にキスをした。

「わっ!ちょっと、奏?」

「琴音が好き」

「えっ?」

「琴音は?」

「あたしも、好き…です」

あたしはそう返事をした。
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