Amarosso~深い愛~の作り方♪
麗華からのメールで、開けると写真が添付してあった。
思わず口元が緩む。
「ド派手」
呟く。
読モの友達というのなんだろう。
雰囲気の華やかな女子5人との写真だった。
ポーズが決まっている。
そのまま雑誌のページに載れそうだ。
真ん中にいる麗華はベアトップ、ミニの淡いピンクのワンピだ。
雰囲気的にドレスコードはやはりタキシードだったのでは。
携帯を置くと、窓の外にまた顔を向ける。
怜士は出窓に座り、窓枠に寄りかかって、坪庭を眺めていた。
暑くなる季節前の爽やかな空気。
緩やかな風の流れ。
新芽から開いたばかりの柔らかな緑。