Amarosso~深い愛~の作り方♪
「へえ。
宮内の性格から、2番目は誰かのお嫁さんとか、平気で言いそうなのに」
「あ~、またバカにしている」
「いやいや、褒めてる」
「どこが」
くつくつといつも通り愉快そうに笑う。
それを見ながら、麗華は怜士にとって自分は恋愛対象外なんだろうなと思った。
カテキョ代を払うといった時には、体で払えとは言わないと言っていた。
さっきは条件反射でキスしそうになると言った。
両方とも心は無い。
でも友達の中では一番、心許してくれていると思う。
「落ち込むな。
それはそれでいい夢だと思うぞ。
次は、何をしたい?」
ぽんと頭に手を置いて、隣の機械をのぞきこんでいる。
「戦車を運転できるらしいぞ。
宮内向きじゃない?」
「うわ、やる」
麗華は気分を切り替えた。