あたしに明日は来るのでしょうか。
分かるけど、榊の味方につくのはやめてほしい!
「薫。ケンカふっかけるのはやめな」
ほら‼︎
「あたしケンカふっかけてないし‼︎ ふっかけてきたのは、こいつなの。こいつ‼︎」
榊にビシッと人差し指を向けながら、声を張り上げる。
榊のせいで、先生から無駄に怒られるし。
無駄に体力使う。
いや、もう今の時点で体力使ってるけど。
「はぁ? お前だろ。俺は、話しかけられたから、答えてただけ」
「...ちょ‼︎ 誰が話しかけた⁉︎ あたしは、あんたに話しかけられた側なの‼︎」
「はいはい」
めんどくさそうにガシガシ頭をかきながら、立ち上がる榊。
その姿に思わず殴りかかりそうになった。