あたしに明日は来るのでしょうか。
「...さ、かき...? だった気がします」
静まり返った部室に、萌衣ちゃんの声が響く。
「......え...?」
あたしの口からはそんなまぬけた声が漏れた。
榊って......あの榊だよね...?
「...そうなの...?」
同じく、陽架里も驚いたような声を出していて。
ゆっくりと陽架里を見れば、視線が交わる。
『...マジで...?』
『...マジっぽい』
なんて、目で会話をしているような感覚になった。