こころ
繰り返し
半年を過ぎたらもう、別れたり付き合ったりの繰り返しだった。
好きだけどしんどい思いをするなら別れたほうがいいと思った。
酷な選択だった。
何度別れたかな。

でも別れても次の日にはピンポーンってたっちゃんがきてた。
「やっぱり別れたくない」って。
泣きながら話し合うことも多かった。
しんどいけどお互い好きだからって言ってたっちゃんも涙がぼろぼろだった。

もう、二人で落ちていってた。

遊んでも喧嘩が多かったけど、たまにある喧嘩のない日はラブラブで楽しかった。

いつもしんどいけどこんな楽しいときもある。そう思うと別れられなかった。

たっちゃんはあたしを愛してくれた。
自殺未遂やリスカが多くなっても一緒にいてくれた。
リスカしたら「次したら俺もするから」って怒っていた。

どうしてあの人の愛を純粋に受け止められなかったんだろう。

愛しすぎて、でも愛し方もわからなくて狂っていったんだ。

自分の精神病との戦いで、彼のことを考えてあげれる余裕がなかったんだきっと。


6.21 酷
「あなたはわたしの事が好きですか?
これからもずっと好きですか?
裏切ったりしませんか?
疲れてませんか?
一緒にいて楽しいですか?
毎日会いたいと思いますか?
私のこと愛していますか?
死ぬときは一緒にしんでくれますか?
もう涙は流したくありません。もう不安にはなりなくないです。
しんどい思いはしたくないです。
でも一人はもっと辛い気がします。
さびしがり屋で病気のわたしでも一人で生きていけますか?
幸せに…なりたいです。

ねえ…私のこと前と変わらず好きですか…?
私はあなたのこと好きなんですか?
ねえ…私の事好きですか?」



7.5 私
「私、大丈夫ですか?
目が見えていますか?
ちゃんと前を見ていますか?
ロボットになってませんか?
息してますか?
何を考えてるんですか?
笑えますか?
何をしてるんですか?
私、ちゃんと生きれてますか?」


自分を問うことが多くなった。
あんなに愛されていたのに、なぜ気づけなかったんだろう。
どうして素直に受け入れられなかったんだろう。
なんで、なんでこんなことになってしまったんだろう。
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