あいつと最後の恋愛・・・できますか
暫くすると、聡が話しかけてきた。

「玲、敏則さんって・・・おもしろいな」

「でしょ。あいつ昔っからあんな感じですぐにでも仲良くなって、いつの間にか友達
になっていて・・・凄いなって思った」

「そっか・・・」

「でもね、恋愛感情は全く無いから。そこんとこは心配なく」

「敏則さんはどうだろうな」

「ないない。絶対ないから」

「・・・そうか・・・な」

聡が気にしてる。何で?ただのいとこなのに・・・

敏則が私に気があるわけないのに。聡に何か言ったのかな・・・

あいつ・・・もしかして・・・

暫くすると私のマンションが見えてきた。

「今夜はどうする?」

「玲こそどうする?」

「・・・・待ってて聡の家に行く」

「じゃ、服取ってこい」

急いで家に帰り、泊まりの用意をして走って車に向かった。

「お待たせ」

乗り込んでみると聡は眠っていた。

行先を告げて聡の家に向かった。

さっき聡が言った言葉が気になった。

誤解だったらいいけど・・・

敏則が変なこと言ってなければいいけど・・・

この予感・・・当たらないで・・・

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