あいつと最後の恋愛・・・できますか
男って・・・
聡の家に着き、リビングのソファーに座った。

「玲、何か飲むか?」

「コーヒー」

キッチンまで行き聡を手伝った。

コーヒーメーカーをセットしている時、後ろから抱きしめてきた。

「ちょっと・・セットできない」

「ごめん・・でもこうしていたい」

「先にお風呂に入って」

「玲も一緒にどうだ?」

「今日はパスさせて」

「わかった」そういってお風呂に入りに行った。

その間に沙織に連絡を入れて、大丈夫ってことを伝えた。

あの後3人で飲み直して今別れたと言っていた。

敏則に電話を入れてみた。

「お疲れ。さっきはごめんね」

「お前のそんな所・・・変わってないな」

「ってちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「何?」

「あんた・・・聡に何か言った?」

「え?聞きたい?」

「やっぱり言ったの!何を!」

「・・・教えない」

「何でよ!」

「聡に聞けば?」

「あのね・・・人のこと・・あ・・聡・・」お風呂から出てきた。

「じゃ 明日聞くからね」一方的に電話を切った。

「誰から?」

「沙織と・・・敏則」

「何て?」

「何でも無い」

「そ・・っか」

「聡・・・」

濡れた髪をタオルで拭いてあげながら聞いてみた。

「ん?」

「敏則・・・何か言った?」

拭いている手を掴まれた。
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