あいつと最後の恋愛・・・できますか
ブレーキ
敏則の仕事のサポートも無事に終わり、定時を迎えた。

「玲~今晩暇?」沙織の声に

「ごめん。急用」その言葉を言いながら慌てて会社を出た。

家には何も無い。食材もお酒も。

急いで電車に乗り駅前のスーパーに寄った。

夕方のタイムサービスでお店は混雑していた。

共働きの主婦みたい・・・買い物かごを持ちながら思った。

買い物を終えて家に向かっていると聡から連絡が入った。

「何?」

「仕事早く終わりそうだから」

「じゃご飯作って待ってるわ」

「ああ、なるべく早く帰るから」

「いいよ。無理しないで。じゃ」

会話している間に家に着いた。

着替えを済ませ、お風呂の準備をして、夕食の準備に取り掛かった。

今夜は和風ハンバーグとサラダとお味噌汁にご飯、聡が帰るまでに

何とか作り終えた。

ビールグラスは冷やしたし・・・後は・・・とお皿の準備をしていると

玄関のチャイムが鳴った。

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