あいつと最後の恋愛・・・できますか
駅に着きお土産を買って実家へ向かった。

インターホンを鳴らすと、母さんが出てきた。

「玲!どうしたの?仕事は?」

「今日ね有給とったの。ちょっと骨休めかな。敏則のこともあったし」

「あ・・それよ。ごめんねちゃんと言ってなくて」

「ほんとビックリだわ」話ながら家に入っていった。

2世帯住宅に建て替えて今は両親と拓弥夫婦が住んでいる。

私の部屋はもう無くなってしまった。

ここに帰ってもあまりゆっくりすることもないが、

私は所詮嫁に行く立場だし、拓弥が両親を見てくれるので

心配することもなかった。

「ねぇ一人?」

「父さんも拓弥も仕事。桜ちゃんは今は病院よ」

「もうすぐだね・・」

「そうね・・・あなたもちゃんと考えてる?」

「うん・・相手はいるから心配しないで」

「じゃ・・早く結婚しなさいよ」

「まだまだ無理」

ケーキを食べながら二人で話していると桜が帰ってきた。

「あ!お姉さん」

「おかえり~桜!どう調子は?」

「おかげさまで順調です」にっこり笑って答えてくれた。

「桜・・・もうお母さんの顔だね・・」

「え?そうですか?」

「それにやっぱ妊婦さんて・・きれいに見える」

「姉さん?どうしたの?もしかして・・」

「私?妊娠してないよ」

「もう・・そうかと思った」

「まだまだ先かな」と笑って答えた
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