あいつと最後の恋愛・・・できますか
次の日から私にとっては激務と言っていいぐらい

竜ちゃんと華さんのアシスタントが始まった。

設計の修正の手伝いが始まった。

思っていたより変更をしたせいで図面の修正の量が

半端なかった。

「玲、帰るまで覚悟しろよ」

「どういうこと?」

「お前を鍛える。それだけ」

「私設計士じゃないし・・・」

「そうよね。玲ちゃんが可哀想よ」

「可哀想?誰が?」

「竜、玲ちゃんを苛めたら・・わかってる?」

「・・すまん・・言いすぎた」

「華さんって強いですね」

「あら?そうかしら?ね!竜」

「聞くな・・・手動かせ」

笑いながら3人での作業が始まった。

聡と同じ仕事をしているはずなのに、社内ではほとんど会話が無かった。

昼休みに話せるだけで、後は家に帰るまでは別行動だった。

これじゃ日本のほうがもっと親密だったような気がする。

だけど、潤子の手前これでいいかもしれない。

潤子も私に見える所では当てつけのように聡に接していたが、

私はあえて何も言わなかった。忙しさに思う暇もなかった。

あえて竜ちゃんと華さんに感謝をしていた。

そんな毎日が続き、私の帰国も明日となってしまった。
< 329 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop