あいつと最後の恋愛・・・できますか
改札を出て走ってマンションまで向かったが、

「玲さん!待って」と後ろから腕をつかまれた。

「離して」

「ごめんなさい・・強引なことして・・」

振り返り泉田君の目を見ていった。

「私は聡の婚約者なのわかってる?」

「わかってます。でも・・」

「でもと言われても、私は泉田君には答えられない」

「わかってます。でも・・行く前に伝えたかったんです・・・それじゃ・・」

頭を下げた後、彼は駅の方へ向かって歩いて行った。

どうして・・突然?その言葉が頭の中をぐるぐると回る。

この先どう接すればいのか・・・

彼とは少し距離を置かないと・・・

さっきに電車の中の出来事を思い出した。

混んでいた電車の中であれはまずかったかも・・・

聡が知ったら怒るだろうな・・・

でもやましいことはしてないし・・・

色々と考えながらマンションの近くのコンビニで買い物を

済ませ家に帰ると、荷物が届いていた。

「あ・・・薫子さんだわ・・」

中身を開けるとドレスのデザイン画が数枚入っていた。

「え・・これ・・・」

気に入ったデザイン画があれば連絡くださいと

メッセージが添えられていた。
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