あいつと最後の恋愛・・・できますか
昼休み・・・沙織と屋上でご飯を食べていた。

「玲・・課長のことだけどさ・・・」

「え?何?」

「移動になったから気にはならないと思うけど・・・
 聡のこと大丈夫?」

「あの人も聡は元部下だったし、それに私と同期ってわかってたし・・」

「まぁ何もなければいいけどね・・・」と意味ありげに言った。

「沙織の思いこみすぎだよ」

その時は何も考えてなかった。

聡からメールが届いた。

一緒に帰れるか?

残業にならなかったらと返事を送った。

「あら・・・さっそくデート?」

「いつもの飲みでしょ」

「あらこれから忙しくなるわねぇ~玲さん」と冗談まじりに言った。

「あ~ら、沙織さんこそ、いい男がお待ちよ~」を笑いながら言った。

そこに健二がやって来た。二人で健二を見て笑った。

「何?」

「噂をしたら来たのよ」ぽんと肩を叩いて席を立った。

「沙織お先~」といって出口に向かった。

「ごめんな玲!」健二が言った。

二人背を向けながら手を振って休憩室に向かった・・。
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