犬との童話な毎日
「六花、おはよ!ねぇ、大丈夫?黒曜センパイにちゃんとお礼、言った?」
「おはよー!うん、大丈夫!それよりも悠、今日も髪の毛、可愛いね」
登校したての朝イチの教室で、幼馴染にそんなことを言われても。
怖いから突っ込まない……。
ってそんなわけあるか!!
「えっ!な……っ、こ、こくっ?……ゆ、悠っ。だ、誰っ?誰だって?!」
物凄い勢いで振り向いて、悠の二の腕をがしっ、と掴んだものだから。
すっごい驚いた顔の悠。
そんな顔も可愛い……、なんてそんな場合じゃないんだって!!
「……い、今。ワタシの聞き間違えでしょうか。こ、黒曜センパイ……って」
聞き間違えであって欲しい。