犬との童話な毎日
また同じ質問。
それも今度は理解力のないあたしに対してかのように、ひと言ひと言区切っての。
けれど、さっぱりだ。
あたしには黒曜が何を言いたいのか、さっぱり分からない。
でも残念ながら。
黒曜が何を考えているのか分からないのなんて、いつも通りなんだけどね。
「もう何なの、どいてよ。寝ようとしてただけじゃん」
意味分かんない。
しばらく黒曜はあたしの顔を覗き込むようにしていたけれど。
ゆっくりとベッドの端に移動した。
『……無意識なのか?』