犬との童話な毎日
ふあ、とあくびを一つ零すあたしを、黒曜が観察するように見続けて。
『何を考えてた?』
おもむろにそう聞いてくるから、首を傾げるしかない。
ふわっとしたことを聞かれても何て答えるのが正解なのか、良く分からない。
『先程。目を閉じていただろう?何を考えていたんだ?』
ああ、眠気に勝てなくてうとうとしてた時ね。
部屋の電気消さなきゃ、って思いながらも、瞼が重たくて。
このまま眠っちゃえ、って。
「別に何も。電気点けっぱなしだな、とか。アラームかけてないな、とか」
『他には?』