犬との童話な毎日

だから大丈夫。
あたしの裸なんて、黒曜からすればあたしがあいつの犬姿を見てるのと変わらないはず。
良く考えてみれば黒曜だっていつも裸じゃん!

ほら、そう考えれば平気じゃない?

「おい」

「えっ」

黒曜の声にはっとして、顔を上げてみれば。
どうやらあたしはすっかり自分の世界に入っていたらしい。

いつの間にか、家から結構離れていたみたいだ。
いつの間にか車通りも、人通りも街灯もあまりない、薄暗い夜道。

「一体どこまで行くつもりだ」
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