犬との童話な毎日

「うーん。えっと、何て言っていいのやら」

その子犬、ここに連れて来た方が良いのではなかろうか。

ちらちらと黒曜と、その腕に蹲るようにしているクロに目を向けるけれど。
動くつもりは全く無さそうで。

だからどうするのが正解なのさ。

ゆいちゃんは虫かごから、小さなかまきりを出そうとしているし。

「いや、違くってね。お姉ちゃん、かまきりって何を食べるのかとかも知らないし」

飼えないよ。
触れないし。

「餌は虫とか、何でも食べるよ。ソーセージとかも。あ、でも赤ちゃんかまきりってどうなんだろう」
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