犬との童話な毎日
いつも黒曜が部屋に居ても、気にもしないで着替えていたあたしが、急にそんな事を言い出したからだろう。
黒曜も不思議そうに目を瞬かせる。
『もしかして穢れの日か?』
「はぁ?ケガレ?何それ」
急に何言い出したのか。
聞き慣れない言葉に、思わず問い返しながら、パジャマ代りのパーカーを脱ごうとジッパーを下ろした。
出て行けとは言ったけど、所詮は犬。
オスっぽいけど人間じゃないから、裸を見られても気にはならない。
パーカーを脱ぎ捨てようとした手は、黒曜の言葉を聞いて止めた。
『月のさわり、月のもの。
小娘にはまだ無いのか?
女子(おなご)特有のあれの事だぞ?』
……いや、あまり発達して無さそうだからまだ無いのかもしれないな。