人気女優がタイムスリップ!? ~芸能界⇒島原⇒新選組~
第三章

誠の武士たち

そうして歩いていると、目的の場所へとついた。


『壬生浪士組』


そう書かれた門が目に入る。


その門に寄りかかっている影が一つあった。


「土方さん!!」


その陰に真っ先に気付いたのは、私たちの前を歩いている沖田さんだった。


「おそいぞ、お前ら。」


「いいじゃないですか、ちょっとくらい…」


土方さんに冷たく返され、頬を膨らませた沖田さん。


そんな様子の沖田さんを一瞥したあと、土方さんは私たちに視線を向ける。


「おい、悠斗。
そこの女と三条を空き部屋に連れてってやれ。」


「は、はい!!」


「それと、総司。
今屯所の中にいる幹部と局長たちを、大部屋に集めてくれ。」


「わかりました~」


そうやって、一気に指示を出していく土方さんを見つめていると、悠斗から腕を引っ張られて足をパタパタさせながら悠斗について行った。
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