俺だけのもんになれ

陸side──────────






「あ～毎日キーキーキーキーうるせぇなブス共が」



「おっモテモテな男の子は大変だねぇ～」





俺はバスケが昔から好きで、ここらでは強いと有名なこの高校に入った




どこに行っても女がキャーキャーキャーキャー騒ぎやがる




ほんとに迷惑





それを隣で楽しそうに見ているのは俺の親友





菊池祐也

キクチ ユウヤ






祐也だってかなりかっこいい





明るめな髪色に色白な肌

顔はもうゆうまでもないだろ

そう、イケメンすぎるくらいイケメンだ






「俺もかっこいいはずなのに陸のせいで………」




ブツブツ文句を言っている祐也



冗談だってわかってる



だから軽く流すんだ






「はいはい、お前だって充分すぎるくらいキャーキャー言われてんだろ」





「でも～」





俺は祐也の話を聞かないことにした