俺だけのもんになれ




今日は部活が終わってからバレー部らしき女達が集まり出した



ほ~ら、キャーキャーキャーキャーうるせんだよ

にしてもよく喋るな~こいつら




俺は軽く流しながら無表情で女たちが去るのを待っていた





すると遠くから視線を感じた





服装はバレー部っぽい



でもバレー部にしては小柄で…












やべっ…かわいい…





その女と一瞬目が合った





目がパッチリしてて、なぜか横にいた女たちに抱きつかれて笑っているその子のことを素直にかわいいと思った




こんな気持ち初めてだ……





「名前なんてゆうんだろ…」




「え?陸なんか言った?」




祐也が聞いてきた




「いや、なんでもねえ

祐也帰るぞ」




「お、おう!」




俺たちはキャーキャーうるさい女たちがなかなかいなくならねぇから先に帰ることにした




「え~山口くん帰るの~?」

「もっと話そうよ~」




うるせえよっ




小声でそう言い放ちその場を去った
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