HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
吉良さんは私の肩口から額を上げて、泣き腫らした青い瞳で見つめる。




「優奈ちゃんも切ないんだね…」



彼は私の唇にキスを落とした。唇を啄むだけのキスだったが、次第に水音を交じらせる激しいキスに変わった。




吉良さんが初めて、私の前で男になったーーー・・・



柾史とは違い、また別の激しさを見せ、彼の与える熱に身体は火照っていく。




隣の部屋の柾史が住んでいるのに。




私は吉良さんとのHに溺れた。



吉良さんは息を乱して、身体の中にこもった熱を吐き出すように腰を抽送させる。



軋むベットと私の嬌声。



そして、悦楽に酔う吉良さんのサファイアのような二つの瞳。



私の中で大きくなる彼の質量に身体の悦びも増していく。



私達は互いの心の傷を癒すように官能を貪った。








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