HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
吉良さんはボクサーパンツを穿いただけの姿でカーテンの隙間から中庭の公園を眺める。



「陽が傾いてるね…」



「そうね…お腹すいちゃった」



「この子もお腹透いてるだろうなぁー」




私のスマホのストラップで遊ぶ仔猫ちゃん。



仔猫ちゃんにはまだ、名前がない。




「みぃーみぃー啼くからミィ子にしよう」



「単純過ぎない?」




「じゃあーアリエッタ」



「どうしてアリエッタなの?吉良さん」



「単なる思いつき」




吉良さんはベットに戻って来て、私の頬に唇を寄せる。




「き、吉良さん!?」

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