俺様陰陽師



 すると、華波はなにやら意味深な表情でうなずいた。


「今朝、校門に入るときに部活の勧誘がものすごかったでしょ?」


 そういえば、とあたしは思い出す。


 入学式のために校門をくぐり抜けたあたし達の両側には、たくさんの行列があった。


 並んでいるのは着なれた様子の紺のブレザー姿の男子生徒と白のセーラー服姿の女子生徒。


 二、三年の先輩達だった。


 盛大なお出迎えに唖然としている新入生に、どうやって身辺調査をしたのか、彼らは名前を確認して、


「○○部に入らない?」


 って笑顔で声かけをやっていた。


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