俺様陰陽師



 凄く賑やかだねって言いながら華波とそんな花道を歩いて、その度にあたし達は呼び止められる。


 ふたり顔を見合わせて、曖昧に答えを濁しながら講堂へ向かったんだ。


「あれがどうしたの?」


「ひとつ、気になるクラブがあったのよ」


「へぇ」


 なんだろう。


 華波、部活するんだ。


 県立松宮高等学校は生徒の部活動が強制ではない。


 だから、あたしは急いでどこかに入部しようとは考えてなかった。


< 38 / 117 >

この作品をシェア

pagetop