王子様少女とお姫様少年




「はぁ…まぁいいけど。って僕!会社に遅刻するー!!!」




「ママと長く話してるからバチが当たったんだよアホ。」



「蓮ちゃんさ…頭いいから漢字とか使えるのに…なんでママには分からないふりするのかな?」



「決まってるじゃん!そうすれば、ママが“オレ”にかまってくれるから…本当にパパってバカだよね?」



「…悔しい。なんか悔しい。でも、これってある意味、僕に似たんだよね…似て欲しくない所が…」



「もう!2人して何話してんの?夏蓮は仕事!蓮季は学校!」




「「はぁーい」」




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