無口で冷たい俺のお姫様
最低な俺



『どういうことだ沢木、危うく俺は麗子ちゃんに嫌われるところだったんだぞ』



麗子ちゃんの教室の前。


俺は日曜日のデートのことを
ホラーが嫌いだと言うことを
沢木に問い詰めている。



『いいじゃない、おかげでいい思いも進展もしたんだから』



『...それはそうだがもし失敗してたらどうすんだよって話しだよ』



『細かい男ね。麗がそう簡単に手にはいらないこと知ってるでしょ。少し協力してあげたの。』



こ、細かい男って。

くそっ、なぜか沢木の方が一枚上手だ、、



『わかったらさっさと教室戻りなさい。あ、今度なんか奢るの忘れないでよ』



『わかりましたよーっ』



沢木はあれだ


麗子ちゃんがお姫様なら

沢木は意地悪な義姉ってとこだな。



春希は沢木派だと言ってたが
どこがいいのかさっぱりだな。



日曜日のデート、あの後は
ショッピングモールをブラブラしたり
たわいもない話ししたり
好きだと伝えたり


この上無い幸せを噛み締めた


そしてその余韻に浸りまくって
今日、麗子ちゃんに朝イチで会いに行った。



ならまぁなんと



『、、おはよう』



麗子ちゃんからおはようって
挨拶してくれたんだよ!



俺もう嬉しすぎて窓から飛び降りそうな
くらい舞い上がっちゃったよ



その後はフィッとすぐ顔を逸らしちゃった
んだけど、これはやっぱり
進歩と言えるんじゃないだろうか。





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