サイコーに愛しいお姫様。
「ああもう!私のキャラじゃないなぁ!恥ずかしい!!」
姫は顔を赤くしながら俺から手を離して白い砂浜を歩いていく。
……………えっと。
めちゃくちゃ動揺して固まっている俺は打ち寄せてくる波に足がつかってようやく我にかえる。
そしてポケットから携帯を取り出す。
「何してんの?」
「ムービーに撮るから!なお!頼むっ!!もう一回だけ言って!!」
「はー?!やだよっ!!一度しか言わないって言ったじゃん!!」
「もう一度だけー!もう二度と言ってくれないんでしょ?」
超必死な俺になおは吹き出す。
「本当にばかなんだから……」
そう言って俺に近づいてきて軽く唇にキスをしてくる。
そしてムービー機能になったままの俺の携帯を手に取り海をバックにして二人画面に入るように携帯をかざす。
「なお……?」
「今、思っていることを同時に叫んで同じ言葉だったらもう一度言ってあげる!」
「よしっ!約束だからな!この会話もはいってるからなっ!」
なおは甘いな……
俺となおが思っていることなんて絶対に一緒。
「せーので叫ぶよ?」
「うん!」
『せ一一一のっ!!』