サイコーに愛しいお姫様。



眠い目をこすりながらなおの手を握って二人で誰もいない白い砂浜を歩く。



「朝は気持ちいいねー!」


「うん……でも眠い。日の出より夕日のほうがよくね?」



いつもより早く起こされて俺はまだ頭が働かない。



だけどなおの言葉で一気に目が覚める。




「ツッチー……一度しか言わないからよく聞いてて……」


「ん?何?」




なおは俺を見つめて綺麗な顔で微笑む。






「直哉……愛してる……」





一一う・そ・・・


初めて……下の名前で



呼んでくれて……



“好き”とか“大好き”は言われたことはあっても……




“愛してる”なんて……




初めて言われた一一……。





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