サイコーに愛しいお姫様。
昨日とは全く違うテンションの俺。でも仕事は仕事だから。淡々とこなして珍しく今日は定時に帰れそうだなって思っていた瞬間……
バタバタと店に入ってくる一人の女の子。
あ。昨日の……えっと……
「真田さん!こんにちは。」
「わ!嬉しい。覚えていてくれてたんですね」
そりゃー仕事ですから。そう、勤務時間終了に客がかけこんできても仕事なんだよ。
やばいな。レストラン……なおのほうが先に着くかも。
「あの……今、仕事帰りでこんな時間になっちゃったんですけど今から試乗できますか?」
「試乗ですか?」
うわ一一!!これは時間かかるぞぉ!!季節は3月始め、まだ日が暮れるのも早いしもう外はライトをつけた車が行き交っている。
「昼間のほうが……」
「大丈夫ですよ。土屋くん、試乗コース案内してあげて」
ううっ!!言い終わる前に思いっきり隣にいた先輩の小倉さんに言われてしまった。
しかも俺がついていくのかよ。ま、いいや。これも仕事!なおにはメールでもしとこう。