【完】ズルい瞳[短編]
「口、プリン付いてる」
「え……?あ」
私の口元に残っていたプリンを親指で拭い
「蒼ちゃんっ!?」
あろうことか、そのまま自分の口元に持っていく蒼ちゃん。
「甘いな……でも、これだけじゃ足りない」
「え……?」
「もっと……くれよ?あおい」
突然、顎を持ち上げられたと思ったら
「っ!?」
唇に………柔らかな衝撃。
………き、キス。
蒼ちゃんとファーストキス……?
それきり私の頭は
真っ白になっていってしまった。