【完】ズルい瞳[短編]
叶えたい夢は何ですか?
それから数ヶ月後
卒業を間近に控えた、私達3年生は
久しぶりの登校で教室に集まっていた。
大学に進む人、専門学校に行く人、就職する人……それはホントさまざま。
私は、と言うと……この春から美大に進学する。
絵で大成したいというわけではなく
単に大好きな絵な関わっていたいという気持ちが強い。
美佳は美容の専門学校。
信之介くんは家業でもある酒屋を継ぐって言ってたっけ。
皆それぞれ進路を決め、春には別々の道を歩み出す。
こうやって制服を着て学校で会えるのも、あとわずか。
そして
「今日は皆にそれぞれ決意表明をしてもらう」
教壇に立つ蒼ちゃんを
同じ教室で見つめることが出来るのも
…………あとわずか。