俺様不器用男子の甘い愛情
久しぶりに抱きしめた。
俺が散々ヒドイこと言ったのに、茉璃はまた俺のところに来てくれた。
やっぱすげー好きだわ……。
有阪になんて渡して堪るかよ。
「茉璃……」
「なぁに?」
「……ごめん。あんなこと言って勝手に傷付けてごめん」
「ふふっ。隼世くんらしくないですよ。全然気にしてませんよ?」
笑って上を向く笑顔に安心して。
そのまま、引き寄せてキスをすれば顔を真っ赤にして瞬き。
「好き。もう絶対に離さないで下さい!寂し過ぎます!」
「離すかバカ。茉璃が泣いて嫌がっても離さない」
「絶対ですよ?」
「つーか、離れようとしたの茉璃じゃんか!有阪んとこに浮気か~?」
「へっ?あ、有阪くん?」
何、このきょとん顔。
目を大きく見開いて俺を見上げた。
有阪んとこ行こうとしてたんじゃねぇの?
これ話噛み合ってないっぽいし。
焦る俺とは対照的にケラケラ笑う茉璃。