俺様不器用男子の甘い愛情



卒業式に会えるから、それまでの我慢だ……。


そんな言葉も効かなさそうなほど寂しそうな顔で俺から離れない。


「寂しいの?」

「とても……多分、隼世くんが思ってる以上に寂しいですよ…」

「大丈夫だって。大学離れても、いつでも会えるし……新しい友達作れ」

「あたし内気だから、自分から友達作れた試しありません」

「ちょっとは努力すれバカ!」

「ううっ……はーい…」


寂しいなら俺のとこにいればいい。


今までなら、それが通じた。


だけど大学が離れたらそれは通じなくなる。


内気な茉璃にはキツイだろうけど、踏ん張り時だと思う。



「まぁ……まずは合格してからだな」

「そうですね。あ……電車来るまで時間ある!隼世くんとまだいれる!」

「よかっなぁ~。そんなに俺のこと好き?」

「大好きですっ」


ニコッと飾らない笑顔を向けられる。


何!?


めちゃくちゃかわいい………。


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