【完】私と先生~私の初恋~
歌唱コンクールも終わり、月日が流れるのも早いもので季節は卒業シーズン。
音楽室での出来事以来、私は関岡先生と話す機会が少し増えていた。
本当に、一言二言かわすだけの会話だった。
けど、私を見かけると話しかけてくれる先生がとてもうれしかった。
──そのおかげで、女子たちの風当たりがさらに強くなったのは言うまでもないが……。
卒業式の予行練習が本格的に始まると、私の心はずっとザワザワしていた。
この学校を卒業したら、関岡先生ともお話しできなくなるな……とか。
中学校に入っても同学年のメンバーはほとんど変わらないし、また学校生活が詰まらなくなるな……とか。
唯々毎日そんな思いが頭を駆け巡り、常に上の空。
パンクしそうだった。
でもその思いの発散の仕方も、なぜ自分の心がそんなぐちゃぐちゃになっているのかもわからず、私の小学校生活はあっという間に終わっていった──。
音楽室での出来事以来、私は関岡先生と話す機会が少し増えていた。
本当に、一言二言かわすだけの会話だった。
けど、私を見かけると話しかけてくれる先生がとてもうれしかった。
──そのおかげで、女子たちの風当たりがさらに強くなったのは言うまでもないが……。
卒業式の予行練習が本格的に始まると、私の心はずっとザワザワしていた。
この学校を卒業したら、関岡先生ともお話しできなくなるな……とか。
中学校に入っても同学年のメンバーはほとんど変わらないし、また学校生活が詰まらなくなるな……とか。
唯々毎日そんな思いが頭を駆け巡り、常に上の空。
パンクしそうだった。
でもその思いの発散の仕方も、なぜ自分の心がそんなぐちゃぐちゃになっているのかもわからず、私の小学校生活はあっという間に終わっていった──。