恋愛ゲームに従兄有。

夕果は、いじめにあっていた


それも、もう半年だなんて。


あたしは親友なの、当時はなんで


頼ってくれないのか、あたしが原因に決まってる


そう思い込んでいた


でも夕果は。違うよ、しーなは悪くないから


泣かないで。


そんな言葉だけを呟いていた


あたしは必死になって

夕果をいじめる奴らを


こんな優しい自慢の親友を

いじめる奴らが許せなかった。


だから、あたしはある手段を使う。


いじめる奴らに

こう言った



『夕果を苦しめるのはやめてくれませんか?

夕果の変わりにあたしが夕果のかわりになる。

ならいいですか?』


あたしは夕果のいじめの原因はあたしにあるのにそれを背負っていた。

だってこんな、地味なブスと絡む方のがおかしいんだし。

でも夕果は、優しいから


あたしの変わりになってくれていた。


あたしは罪悪感で満ち溢れていた。


だから夕果をこれ以上あたしのことで


苦しめたくない、

意を固めあたしは

また一言告げた



< 14 / 149 >

この作品をシェア

pagetop