恋愛ゲームに従兄有。
あたしはもう自分という認識さえないように感じた。

手で頭を触ると赤い赤い液体が


あたしの手につく。


あぁ、夕果ごめんね...


あたしは心の中の片隅で


そっと呟いた。

『今日はこんだけにしといてあげるわ

また明日ね?犠牲者さん。』

そう言い放って夕果をいじめていた奴らは


みんなあたしを見てクスクスと笑ってどこかへと言ってしまった。




< 16 / 149 >

この作品をシェア

pagetop