恋愛ゲームに従兄有。
ヒリヒリするのを抑えながら


あたしは血が止まるまで何度も何度も


頭を洗った


20分くらいして、


血が完全にではないけれど


止まって来た所で、あたしは


持っていたハンカチで顔を拭いて


ハンカチを濡らして血が止まりかけている傷へと


優しくのせた。


いま時計の時刻は


7時48分を示していた。


でも、あたしが帰るのは


もっといつも遅い。


だから心配してくれる人なんか誰一人いない。


だからいつの間にか


あたしは野宿さえするようになっていた。
< 20 / 149 >

この作品をシェア

pagetop