恋愛ゲームに従兄有。
重い足取りで家へ向かう。
孤独と見知らぬ人の家へ。
あたしは無言でドアを開け
無言で2階へ向かい
無言でカバンを投げ捨て
無言でものにあたっていた。
隣の部屋から
兄の友達らしき人が沢山いた。
あたしより二つ上。
そして姉と弟がいる。
姉はもう16歳。顔立ちも良く
名前は空那(からな)
綺麗な性格だから、親から嫌われることなく、彼氏もいてリア充ってやつになった。
兄は二つ上。小学六年生。名前は
姉に似て顔立ちがよすぎる。
玖雨(くうかい)
彼女は居ないらしい。
喋ったことなんてあたしからはない。
むしろ喋りかけてくる
心配のそぶりもなく。
あたしはうんしかいわない。家族の前で話すなんてありえない。話しかけられてもうんしかいわない。
だって心の中では
うわっちょーきもいとか、
思われているのだから。
そして最後、
弟の正人。
まさとは可愛い。
性格だって、まだ7歳という幼さでも
誰より、立派かもしれない。
でも正人は、あまり喋らない。
あたしとだけは。
姉と兄だけに喋り、あたしは無視
やっぱ、見方なんていない、
ていうか、必要ないかな。
って維持張ってみたくなる。