「ふぅん?
てか、まことあの気持ち悪い喋り方やめたんだね」



「えっ?気持ち悪い?」



「あーあれか!
ねちゃねちゃした甘ったるいやつ!」


「グループ電話した時ドン引きしたわー!」



まただ…。


あたし、1人ぼっち。



…ん?



突然服の裾を引っ張られた。

…後ろから。



「………誰?」



誰?
このかわいい…男の子?



「暇?あそぼ?」



「え?」



男の子はあたしの裾を持ったまま引っ張ろうとした。



「あっ、悠希」

「ほんとだ〜。よく来れたね」


「ふんっ。ね、行こ?」


マコちゃんと女の子に声をかけられても知らんぷりの…悠希くん。


ゆうきって…あんまり口にしたくないなぁ。

優輝…さん。



「オレね、今中2!」


「え!うそ…」


小学生かと思っちゃった…。


小柄なのにダボダボのTシャツ着てるからワンピースみたいになってる。



「今小学生って思ったでしょ〜バレバレっ。
ねっ、早く行こ?」



「え、だからどこにっ…」



裾を強く引っ張って走り出した悠希くん。



「ちょっと…」



「あいつら許さないからねっ。葵を独り占めーーー!」



「えぇっ?」



「ひひ〜」



か、かわいい…。
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