浅葱色に射す一筋の光
帰還




 屯所の門を潜るまで、油断できない!

   前回は屯所直前で捕まったから…

  そして烝の手をずっと握っていた。


     門を潜ると烝が手を離し


  烝「お帰り…副長んとこ行ってやり!」


  翔「烝…ありがとー!!!」ギュッと烝に抱き付いて土方の部屋に走った



   
    ーーーーーーーーーーーーーー

   



      スパンッッッ!!!




    翔「土方っっっ!!!」

  文机で仕事をしていた土方の背中に抱き付いた……

   土方「っっっ!!! おまっ!!」 


  翔「ただいま。会いたかった………」


   土方「どうやって戻ってきた!」


  翔「烝が見つけ出してくれて…助けてくれた…走って帰ってきた…」


  筆を置いてクルッと後ろを振り返ると


     力一杯翔を抱き締めた 


  土方「…会いたかった…無事で良かった」

       …烝に助けられたな…」


     翔「命の恩人だね」


  土方「ふっ! 総司達が現れる前に…」


        チュッ!!


  翔「…土方…マジで会いたかった…」


    もう一度土方に抱き付いた 


  土方「…………………歳…だろ?」




       スパンッッッ!!!




       土方「チッ!」


   総司「っっっ!!! 翔!」


    もちろん抱きついてくる


   翔「総司…会いたかった…」


   土方から離れ、総司を抱き締め


  翔「風邪引いてない?元気だった?」


  総司「はい。母上!風邪は引いてませんが翔のいない生活ですよ?元気なわけないじゃないですか!!!」


  翔「そっか…胸の音…聞いて良い?」



  総司「勿論です!!」ガバッと着流しを開いて翔を自分の胸に押し付けた。


    翔「…ふふふ…落ち着く…」


   総司「…じゃ、次は私の番…」


    土方「ふざけんな!!!」

  



      
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