浅葱色に射す一筋の光




  翔「じゃ。古高の所に行ってくるね…」


  蔵へ向かっていると…土方を発見!


     土方「厠か?」


    翔「ううん?蔵だよ…」


 土方「また古高か?そろそろ身柄を引き渡す」


  翔「……………………うん…………」


  土方「まぁ、それまでゆっくり話聴いてやれ」


      翔「了解!!!」



  すたたたたたたたたたたたたたた



    ギィーーーーーーーーーー



  翔「入りま~す。ポカリの時間です」


      古高「優輝菜」


  翔「サラシ交換するよ~~」

     と、古高の着物を脱がせた


      古高「吉田は…」


  翔「長州藩邸の前で自刃しようとした所を蹴り入れて止めました…

 そして刀を貰って帰って来ちゃった!」


  古高「……武士の命だぞ…刀は…」


  翔「あの人は…武士としてでは無く、

   政治の方面で生きて貰いたい……

  彼の命(刀)は私が引き継ぐ」


    古高「その後の消息は?」


      首を左右に振る翔



 翔「分からない……生きていることが苦痛なら自刃してるだろうね。

  …でも…彼にしかできないことを頼んだから…生きてくれることを望んでる」


    古高「お前は強いな…」


  翔「逆です。弱すぎていつも泣きわめいてる…ふふふふふふふふ」


  古高「しかし…その後はしっかり地に足を着けて歩んでいる…強いオナゴだ…」


    翔「どぅもでぇ~~~~す」


  サラシを巻き終え、着物を着せると…


       ギュッ………


    翔「何っっっっ!!!!!」


  古高「お前との別れが惜しい…」


   翔「ふふふ………俺もだ…………」


  古高「俺と…逃げないか…?」


  翔「私…土方歳三の女ですよ?」


  古高「…逃げて一緒に暮らさないか?」




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