浅葱色に射す一筋の光





 坂本「優輝菜はどの程度、歴史を変えた?」

  優輝菜「一番大きいのはこのすぐ先に

 起こっていた戊辰戦争と言う長い戦を止め

 薩長、幕府の友好条約を結んだ事です。


  最初は古高俊太郎が生きたこと

 沖田総司、藤堂平助、山南敬助、武田観柳斎

が生きたこと、坂本龍馬、中岡慎太郎が

   生きたこと、本当は高杉晋作も

    吉田稔麿も生きて欲しかった」


  古高「高杉はまだ死んでない!!!」


  坂本「これから、何をすべきか……」


  優輝菜「桂さんが一番ご存知かと…」


 桂「異国との商業、貿易、異国語の勉学」


  優輝菜「はい。そうです。良き文化は

  取り入れ、良き文化を残す。晋作が

  メリケンを攻撃しなきゃ良かったけど…

    過去は過去として受け入れ

 異国とのやり取りは必要不可欠になります」


     桂「私もそう思います」


 優輝菜「鎖国を続けるとどうなると想いますか…?」


     桂「取り残される」



  優輝菜「そう。時代に取り残され

 この国が欲しくなった国が攻撃をしかけ

 侵略して来ます。だから、異国と貿易をし

 友好関係を結び、武器や戦術も取り入れ

 攻められたときに防衛できる国に

 すべきです。決して攻撃しないで下さい」


  桂「何故稔麿が生きてて欲しかったんだ?」


  優輝菜「彼が生きていれば…恐らく

 初代総理大臣になれたと思います。

 だから、生きて欲しいと言ったんです。


       それから…………

 
  原爆を止めてくれれば、未来に病で

     苦しむ人がいなくなる。

 私に孫を抱かせて欲しいと言ったんです。

  でも、きっと彼は、志が強すぎたんです。

 今だって、生きてたら此処で笑っていたと

 思います。土方に出会わなかったら…

   彼の嫁になってたと思います」


  土方「……………………………………」


    桂がニッコリ笑って頷いた


  桂「初代総理大臣に稔麿ね…納得です」


  坂本「……………………………………」


  西郷「まずは西南戦争とやらを

      回避せねばな…………」


 優輝菜「間違った決断だけはしないで下さい

  新選組は史実では壊滅でした。

  土方も沖田も近藤も死にましたから…

  幹部の殆どは死にました…彼等は

  ただ強いだけじゃない…団結力が

 物凄く強いんです。だから更に強くなる…」


   

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