浅葱色に射す一筋の光





  坂本「時を渡ることも出来るんじゃな」


  優輝菜「いえ……有り得ないです。

 だから、最初、私がこの時代に来た時

  壬生浪士組に追われたんですけど…
 
 成りすましだと思って刀触っちゃいました」



 西郷「お主が来た意味も分からぬのか…」



  優輝菜「はい。今は、理由がどうあれ

 私は此処に来れてみんなに会えて幸せです

  優衣は何故来れたか疑問なんですがね」



      慶喜「何故だ」



  優輝菜「私は未来で事故に遭い…

  死んでこっちに来ちゃったんです。

 でも、優衣は、死んでないのに此処にいる…

   いつか帰るんだと思いますけど

    総司や優衣が恋仲になって

  別れが辛いものにならないか心配です」


     スマホを渡し皆に見せた



  優輝菜「父が撮った私の最期です」



    慶・坂・西「っっっ!!!」



   坂本「おんし、幽霊がか?」


  優輝菜「それとも少し違うと思いますよ?

      怪我もするし………………」


     西郷「それは何だ?」


  優輝菜「携帯と言って、

 空に飛ばしている衛星と言う物を経由して

  電波を発していて、どんなに遠い…

 例えば異国間でも話すことが出来るもので

    文も一瞬で送れます。しかし

    この時代に電波がないので

   話や文は送れません。 でも……」


  パシャ みんなの写メを撮って見せた


  西郷「っっっ!!! ホトガラか?」


  優輝菜「はい。こうやって近くであれば

  赤外線で、情報の交換は出来ます」


   優衣は受信した写メを見せた


  全「おぉ~~~~~~~~~!!!」


     優輝菜「これも見て?」


     優衣のスマホを見せた。


    数分前から撮っていた動画


  優輝菜「ビデオカメラより画質は悪いけど

  同じ仕組みです。歴史もこうやって

     残るようになりました」



      桂「面白い!!」



    優輝菜「他にご質問は?」

  

  
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