浅葱色に射す一筋の光




  優輝菜は土方の手をギュッと握った


  優輝菜「ハイチーズ!」パシャ!


   土方「いきなり撮るな!!!」


  優輝菜「これにも意味があるの……」


    土方「何だよ!!!」


   優輝菜「私っっっ!!!」


   いきなり大声で叫んだ優輝菜


     全員「っっっ!!!」


  優輝菜「母になりま~す!!!」


     土方「何っっっ!!!」


     全員「っっっ!!!」


  優輝菜「さっき医者に看て貰いました

   春には一人の隊士が増えますよ!」


   優輝菜は土方の顔をまた撮った


  優輝菜「ねっ!意味があったでしょ?

     子供が大きくなったら…

     あなたがお腹にいると

  分かった時の顔ですって言える!!!」


  土方はギュッと優輝菜を抱き締めた


  土方「ありがとう…最高の気分だ!!!」


  全員「わぁ~~~~~~~~!!!」


 今度はみんな私の事を抱き締め、頭を撫でた

 
  総司「凄く嬉しいです……姉上……

   今日と言う日を……忘れない!!!」


  優衣「優輝菜ーーーーーーーー!!!

   おめでとう!!! メッチャ嬉しい!

    幸せすぎて……鳥肌立った!!!」



  優輝菜「ありがとう。私も鳥肌!」



  
   
   ーーーーーーーーーーーーーー      


   
  翌日から…優輝菜の巡察は無くなった



  政だけに参加…… 後は悪阻で寝てる…



   ーーーーーーーーーーーーーー

  

     土方「食えるか?」


  優輝菜「ムリ……ポカリで良い…」


  土方「子供が産まれる前に死ぬぞ?」


  優輝菜「大丈夫…悪阻が終わったら

 歳の分まで食べるから…お願いがある…」


      土方「何だ?」


  優輝菜「悪阻が終わったら

 お蕎麦食べに連れてってぇ?天ぷらそば…」


  土方「それは願い事なんかじゃねぇよ!

    いつでも食わせてやる」


     優輝菜「ありがとう~」


  土方「餓鬼の分までたらふく食え!」


  土方はまだ膨らんでもいないお腹に耳を充てた…




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