カッパァ華
食事の洗い物をし出していた政吉は、明日は早く帰ろうと心に強く誓っていた。



しかし、食事の用意や家の事をすすんでする秀樹には、大変感謝をしているのも事実だったのだ。



なかなか遊びにも連れて行ってあげれないのに、そういった愚痴を言わな事もまた、悲しい想いをさせているのだと、政吉は理解していた。



秀樹の事をつねに考えている政吉の姿がそこにはあったのだ。



そんなことを考えていると、ドタバタと秀樹が向かって来ていた。

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