解けない恋の魔法
「ありがとうございます。宮田さんもすごく素敵ですよ」
少し照れたけれど素直に感想を言うと、当の本人の宮田さんは私以上に照れてしまったみたい。
顔を赤くしたのを私は見逃さなかった。
タクシーを呼んで、二人で美容室へ向かう。
大して事務所から距離は遠くなくてすぐに到着した。
そこはけっこう大きな美容室で、日曜だから来店客で少し混雑している。
「マチコさーん!」
受付カウンターの奥にいた女性に、宮田さんが声をかけると、30代後半くらいの女性が振り向いて笑顔を向けてくれた。
「宮田くん、待ってたわよ。いらっしゃい」
こんにちは、とお決まりの挨拶を済ませると、宮田さんと私を手招きして美容室の奥にある個室のようなスペースへと案内したこの女性・マチコさんは、ここのオーナーらしい。
私は促されるままに、大きな鏡の前に座らされた。
少し照れたけれど素直に感想を言うと、当の本人の宮田さんは私以上に照れてしまったみたい。
顔を赤くしたのを私は見逃さなかった。
タクシーを呼んで、二人で美容室へ向かう。
大して事務所から距離は遠くなくてすぐに到着した。
そこはけっこう大きな美容室で、日曜だから来店客で少し混雑している。
「マチコさーん!」
受付カウンターの奥にいた女性に、宮田さんが声をかけると、30代後半くらいの女性が振り向いて笑顔を向けてくれた。
「宮田くん、待ってたわよ。いらっしゃい」
こんにちは、とお決まりの挨拶を済ませると、宮田さんと私を手招きして美容室の奥にある個室のようなスペースへと案内したこの女性・マチコさんは、ここのオーナーらしい。
私は促されるままに、大きな鏡の前に座らされた。