彼の秘密と彼女の秘密

「で、今日の晩めし何?」

「僕、君の家政婦じゃないですしー。
瑠璃ちゃんとお団子食べ過ぎちゃって今日はご飯いらないです」

「どんだけ食ったんだよ」

呆れながら嵐は聞く。

「んー。昼から夜までで20本位でしょうか。何?嵐も食べたかったのですか?」

「俺は普通の飯が食いてぇんだよっ!やっぱり家政婦雇おわねぇか?」

「ええ---------。僕知らない人嫌だぁ」

「じゃあお前が飯作ってくれんのか?」

「それもないですね。どうしましょうかねぇ」

「じゃあ、瑠璃ちゃんに作ってもらうのは!?
それなら俺も瑠璃ちゃんに会えるし、凛は毎日瑠璃ちゃんに会えんで?」

「ダメです。嵐と同じ空間に瑠璃ちゃんがいたら汚染されてしまいます。
毎日会えるのは嬉しいですが」

「てめぇ...ひでぇな」

「とにかく瑠璃ちゃんはダメです」

縁側にお酒を持って移動する。
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